42期・43期
| 42期の部隊ストーリーを全く書いてないので 何が起こったか考えよう! ──────────────────────── ・いつも通りセフィドの天幕から継承スタート ・開幕、シリールが居ない ・みんなでシリールを探す ・「良い知らせと悪い知らせがある」とカパッサに言われるクラリエント ・「とにかく表に出ろ」と促される ・なんかラックが2人いる ・変な仮面つけた人もいる ・仮面つけた人、めっちゃシリールさんの声じゃん? ・ラックはドッペルゲンガーの登場にも平常運転 ・他の皆は頭が痛い ・ラックのそっくりさんは「トリデラ(鳥寺)」と言うらしい ・トリデラ的にもこっち側のメンツは皆そっくりさんらしい ・仮面を付けてる人は、「クロカワ(黒川)」と言うらしい ・「そのシリールって言う人は……」「こんな顔、なのかしら」 ・仮面を外したクロカワもまた、シリールのそっくりさんだった 開幕終わり ──────────────────────── 【開幕2】 (部隊登録まで) ・元々、傭兵として戻るつもりのシーズンでは無かった ・この状況を理解し、シリールを見つける為には傭兵の立場を利用する必要がある ・クラリエントは情報収集をしたいので、カパッサよ、リーダーになれ ・「正気か!?」となるがリーダーにされるカパッサ。 ・ラック2人は仲良くお留守番。サマロはクロカワと共に過ごし留守番。 ・チシミアは動揺しながらも傭兵として参戦。 開幕2終わり ──────────────────────── 【細々したやつ】 ・クロカワやトリデラは、こことはかなり違う世界から来たらしい ・ギャップが酷くて、チシミアとサマロのそっくりさんが特にダメージを受けてたらしい ・そしてその2人は突如いなくなったらしい (帰れたのかも と解釈) ・クロカワが仮面をつけて身を隠しているのは、男性が怖いから ・メンバーでも怖いのは変わらないらしい ・トリデラは弓を使っていて、見た目はそっくりでも戦術が異なる ・カパッサのそっくりさんは 近接武器らしい ・カパッサのそっくりさんは メガネというのを付けているらしい ──────────────────────── 【割と重要なやつ】 ・そっくのさんの6人と、奇飛の追憶の6人の関係性は似ているらしい ・言動はそっくりだけれど、過去や養育歴は違うらしい ・トリデラは○○○○○○であるという事をラックに何となく話す ・自分もそうなのかも と思ってクラリエントに何と無しに話す ・クラリエントは、その話はチシミアには絶対言うなと口封じした ・クロカワは、サマロにシリールと自分の相違点を色々聞いて考えた ・自分のそっくりさんに会ってみたいが、「叶わないかもしれないわね」と ・チシミアは、クロカワに自身のそっくりさんの恋愛事情はどうだったのか聞く ・クロカワは、答えた上で 「恋人とは、貴女にとってどういう意味なのか」 「貴女が望むものは、その関係性なのか」と問う ・予想しない問いに言葉が詰まるチシミア ──────────────────────── 【その他】 ・外向きにはラックとトリデラは双子という設定にした ・本物のラックとそっくりなトリデラに翻弄されるチシミア ・ラックとトリデラが衣装交換したら絶対分からないから やらないで欲しい ・終盤になってくると もう何か慣れて来た ・結局本物のシリールと残りのそっくりさんには一切会えずシーズン終了 ──────────────────────── |
| 期初め会話:シリールの目覚め | |
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これより再生されるのは 今に繋がるさして遠くない日の物語である。 |
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1つの小さな天幕に、ローブを着た女の姿がある。 横たわっていた女はゆっくりと上体を起こし 辺りを見回しながら数回瞬きをした。 ……そう。戻ったのね。 何処か安堵した様な、寂しげな様な声色でそう呟く。 |
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天幕の外から幾許かの声が聞こえて来ると、 1人の女が慌てた様子で中に入ってきた。 シリールさん!? ……い、居た!!シリールさん居ます!! え、本当にシリールさんですよね? 叫びながらやってきた女は、外の誰かに元いた女を発見した事を伝えたものの、打って変わって怪訝な表情に変わり目の前の光景に尚不信な様子である。 |
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相手の様子をじっと見ていたローブの女は その表情を気に止める様子もなく、 訝しむ瞳をまっすぐ見つめ返す。 お互いに何があったのか、話す必要がありそうね。 |
| 期初め会話: | |
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先程とは別の天幕に、5人が円形に座っている。 やや開き気味の天幕の入り口からは別の人物が見え、 見張りをしながらも会話を聞いている様子である。 |
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少しの間を置いて、金髪の男が口を開いた。 ……そちらは残った別世界の方々と行動を共にしていた訳ですか。 そう遠くに居たわけでも無いのに、 何の情報も得られなかったとは不思議なものです。 |
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私たちも動こうとしたのだけれど、 リント……あなたのそっくりさんが、動かない方が良いと判断したわ。 こっちも宿を変えた訳では無かったのだけれど、 その2人は宿の名前は覚えていなかったのかしら。 |
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いや、向かったが居ないと言われた。 嘘をつかれた訳じゃなく、〝あの場所には〟本当に居なかったんだろう。 それより今の事だ。 もう傭兵をする理由も無くなっただろう。この巡りでは何処に行く。 茶髪の男は吐き捨てる様に返答すると、半ば断定する口調で次の話題に切り替える。 |
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そうですね。積もる話は色々とありますが…… 此度の巡りの事を考えましょう。 金髪の男は聞き足りない様子を見せながらも、顎に手を当て思案し始める。 |
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金髪の男のカップが空になっている事に気づいたバンダナの女は、側にあった水筒を掲げながら口を開く。 あっ、継ぎ足しますよ。貸してください。 ……クロカワさん達は合流できてるんですかね。 結局、協力を皆さんに要請したのも無駄になっちゃいましたし。 謝罪含めて発見報告とか しに行きます? そう言いながら、水の入ったカップを男に差し出す。 |
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カップを差し出された金髪の男は受け取ることもせず、目を見開いて女と見つめ合った。 ……それがありました。 そうですよ、助力を求めて回った先に恩返しをせねばなりません。 と、なると傭兵として回った方が都合が良いですね。 思い出した様にそう言い始めると、今度は頭をとんとんと叩き始めた。 カップは差し出されたままで見もくれない。 |
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えっ嘘、私マズいこと言っちゃった……? 女は顔を歪めてそう言いつつ、カップを適当なところに置く。 |
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ちょっと待て。リーダーはもう御免だからな。 大体、協力を得ようとしたのもお前が発端なんだ。 尻拭いはお前が勝手にしろ。 自分の意図と反する方向性に舵を切った金髪の男に対して、 茶髪の男は苛立ちを隠す様子もなくそう言い放った。 |
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反発を受けた金髪の男は臆する事なく むしろ口角を上げて応答する。 ええ、ええ。前の巡りでは大変難儀をかけてしまいました。 此度の巡りでは私がリーダーを務めるのが妥当でしょう。 しかし、戦力を考えると 戦場には立って頂く事になるかもしれませんが それについては宜しいですか? 疑問を投げかけてはいるが迷いは感じられず、伺いを立てている様には見えない。 |
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チッ、勝手にしろ。 茶髪の男は苛立つ様に舌打ちをしながらそう言うと、相手の顔を見る事もなく弓を持って天幕の外へと出ていった。 |
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自体を静観していたローブの女は、 男が出て行った入口を見つめながら口を開く。 あれで丸くなったのだから、驚くものだわ。 ……カパッサがリーダーをしていたのね。 |
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ええ。彼としても いち早く解決したい問題だったのでしょう。 宿にも向かってくださいましたし、かなり協力的でしたよ。 ……尤も、巡りに飲まれるまで解決には至らなかった訳ですが。 |
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頑張っていました。 沈黙を続けていた橙色の髪の少女は、 茶髪の男を庇う様に、こくこくと頷きながら噛み締める様にそう言った。 |
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少女の発言を皆が聞き入り少しの静寂が生まれたところで、 金髪の男が何かを思い出した様に口を開いた。 ああ、そうです。 カパッサに新しい道具を使って貰う事にしたのです。 前の巡りから何度か試しているのですが、 折を見て様子を見てくださいませんか。 視線から察するに、その言葉はローブの女に投げかけている様である。 |
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依頼を投げられたローブの女は、半ば呆れた様な表情を浮かべる。 ……あの状況で、そんな事までやっていたのね。 その道具というのはーー |
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女の発言を遮る形で、1人の男が天幕へとやってきた。 悪い。交代した。 途中から聞けてなかったんだが、今回は何処へ行くんだ? 謝罪の言葉はあるものの、終始淡々と述べられたそれに悪びれている様子は感じられない。 |
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男の発言に、バンダナの女が怪訝な顔をする。 聞けてなかったって、天幕から離れてたんですか? |
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いや。物音がしたから見てただけだ。 結局小動物だったみたいだが。 今はカパッサが見てるから問題ない。 疑われている事には気にも留めず、淡々とそう答えた。 |
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大した話はしていませんよ。 陣営は続けてセフィドと致しましょう。 その方が都合が良いはずですからね。 ……とりあえず、後は個々で話しましょうか。 誰を登録するかはまた追ってお伝えします。シリール、話せますか。 |
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ええ、いいわ。 サマロにも聞きたい事があるの。一緒に来てくれるかしら。 |
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大丈夫です。頑張ります。 声を掛けられた少女は、真剣な表情で頷きながらそう答えた。 胸の前で軽く握られた両拳は、ファイティングポーズに見えなくもない。 |
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少女の快諾を得たローブの女は、 バンダナの女に話しかける。 こっちの天幕を使うけれど、何か必要なものはあるかしら。 |
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あっ、ええと……。大丈夫です。 そしたら、私達は水を調達してきますね。 明るくそう告げた途端何かに気づいたのか、うって変わって眉を顰める。 ……あ、セフィドって事は またあそこですか? |
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女の視線を向けられた男が、問いに答える。 ええ。前の巡りは宿を取っていましたが、今回はその必要も無いですからね。 少し時間は掛かりますが、同じように手配すれば問題ないでしょう。 掃除も同じようにすれば問題ありませんのでね。 やや含みがありそうな口調で、そう付け加えた。 問題ないと言う割には、覚悟を決めた表情である。 |
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男の発言に、バンダナの女は聞きたくないとばかりに頭を抱えた。 あ~~!! もう!! 言わないでくださいよ! 余計な事なんて言うんじゃなかった!! ラック!行きますよ! 女は逃げる様に荷物を纏めると、言うだけ言って一人で外へと出て行った。 |
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……結局何処に調達に行くんだ? 男は既に居なくなった入り口を見つめ、焦る様子もなくただ首を傾げた。 |
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姿が見えなくなる前に追った方が良いですよ。 ああいう時の彼女は嫌に足が速いですからね。 |
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そうか。分かった。 日が暮れる頃には戻る。 茶髪の男はそう言い、ゆっくりと天幕を出て行った。 |
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男が出て行くのを見届けた金髪の男は、 改めて残っている2人に話しかける。 ……結局、誰も居なくなってしまいましたね。 どうします? ここで話しますか? |
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そうね。少し荷物を確認してから戻るわ。 あなた達も ろくに点検出来てないでしょうから、 少し暇を潰してて頂戴。 |
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そうですね。 では少し休憩してからここに集まるということで。 サマロもそれで大丈夫そうですか? |
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確認を促された少女は言葉は発さずに こくこくと 小さく頷いた。 |
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これより再生されるのは 今に繋がるさして遠くない日の物語である。 |
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昼時。太陽が真上から降り注ぐ中 1つの家屋の2階に複数の人の姿がある。 壊れかけた窓は開け放たれ、僅かばかりの家具を動かしている様子を見るに部屋の掃除をしている様である。 |
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部屋にいた1人の女が、家具から手を離し両手を挙げた。 終わったぁー!!! ケホッ ケホッ。 うう……。口を洗いたいです。 叫んだ側から咳き込む女は項垂れながらそう吐露した。 相当疲れている様である。 |
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同じ家具を運んでいた男が女に声を掛ける。 まだやる事はありますよ。 ……とはいえ、そろそろ休憩にしましょうか。 シリールさんが魔法を覚えてくれて 前より効率良く進められましたが、少々急ぎ過ぎた様です。 今日はこの状態で寝られるだけでも収穫でしょう。 男はそういうが、部屋には皮の1枚も引かれず床が剥き出しになっており、 唯一あるベッドだったらしきものは立て付けが悪そうに見える。 |
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この疲労なら今すぐにでも寝られそうです。 はあ……。ちょっと下で休んできますね。 女はそう言うと下に続く階段へと消えていった。 進んだ先からは ぎしぎしと軋む音が聞こえてくる。 |
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軋む音が聞こえなくなった所で、しばらく外を眺めていた茶髪の男がゆっくりともう1人の男の方に振り向いた。 なあ。 暫くは傭兵生活を続けるのか? とくに訝しむ様子もなく、真顔で淡々と聞くその様は単純に疑問の様である。 |
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疑問を投げかけられた男は、家具を確認していた手を止め相手と向き合った。 おや……。察しがいいですね。 あまり隠れた生活を続けると知り合いが居なくなってしまいますからね。 戦力が上がってきたとはいえ、他の助力無しでは戦火を切り抜けられませんし 行商をする上でもツテというのは大事ですので。 ……とはいえ、今のあなたなら これ位は分かっていそうですね? スラスラと回答を言い終えてから、金髪の男はそう聞き返した。 無駄な説明をしてしまったのにも関わらず、何処か嬉し気である。 |
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ああ。確認したかっただけだ。 情報を共有しておかないのは、反発が来るからか? 手短に返答した男は、相も変わらず真顔で淡々と質問を返す。 |
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金髪の男は無反応な相手に気を悪くすることも無く むしろ笑みを浮かべて応答する。 ええ。ええ。そうですね。 あの2人からの反発は避けられないでしょう。 説明すれば納得はして頂けるでしょうが、単独行動を取られる危険もありますし 今は少しの時間も無駄にしたくはありません。 |
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分かった。言わないでおく。 |
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ふっ……。ふふ。 返答を聞いた金髪の男は、唐突に笑い出した。 吹き出しはせず静かに肩を震わせ、堪えきれず漏れ出た、といった風である。 |
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何か おかしな事を言ったか? 笑う相手に、茶髪の男は不思議そうにそう問いかける。 淡々と聞くだけで、特に不快には思っていない様である。 |
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いえ……。 そうですね、以前から考えればおかしい事かもしれません。 巡りは、様々なものをもたらしますね。 YESともNOとも取れる曖昧な返答をしながら、 男は一人ごちる様にそう言った。 |
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そうか。何だか分からないが 間違った事を言ったなら指摘して貰えると助かる。 そろそろ飯でも食うか? |
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ええ……。そうですね。 後から行きますので、先に降りていてください。 |
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ああ、分かった。 尚も様子がおかしい相手を特に不振がる様子もなく、 言われるがままに男は階段を軋ませながら姿を消した。 |
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静寂が訪れてからも金髪の男は2階からは離れず 窓の外をしばらく眺め続けるのであった。 |
| 反映会話:閃きのイチゴ | |
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これより紡がれるのは 此度の巡りで彼らが拠点を構えた後の物語である。 |
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ボロボロな家屋に、1人の男の姿がある。 男は小さなテーブルに乗せたイチゴを 思案する様に無言で見つめながら立ち尽くしている。 |
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ギシギシと階段の音を建てながら2階から来たローブの女は イチゴを見つめる男を見つけ怪訝そうな表情を浮かべる。 手も動かさずここに居るなんて随分と余裕そうね。 それとも、それはいわくつきの食べ物か何かなのかしら。 |
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掛けられた言葉に、男はハッとした様に振り向いた。 どうやら音にも気づかず集中していたようである。 ああ、シリールさん。 取引をした傭兵の方から頂いた物なのですが、 何でも不思議な効果があるかもしれないイチゴだそうで しかしその効果は食べてみないと分からないという事で 自分で先に食べて試すべきか少々考えていたのですよ。 やたらと長い説明をスラスラと言う男の表情は、何だか楽しげにも見える。 |
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楽しそうな相手とは対照的に、女は目を細める。 随分とざっくりした説明だけれど、それは即効性のあるものなのかしら。 戦場にも出ているのだから、貴方に何かあっては困るわ。 私が食べるから貸して頂戴。 そう言い近寄った女は手を差し出した。 目つきは険しく、とても食べたそうには見えない。 |
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提案を受けた男はイチゴを渡す行動には移らず、表情を曇らせる。 確かに一理ありますが……。 貴女はよく知りもしない相手からの差し入れを食べる人では無いでしょう。 ……もしかして、イチゴがお好きだったのですか? 思案の末、相手の顔色を見るようにそう聞いた男の表情は晴れず、 全く合点がいっている風ではない。 |
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提案を承諾しない相手に、ローブの女は差し出した手を引っ込める事はせず 逆に催促する様に掌を上下させる。 イチゴが好きでも嫌いでも何でもいいわ。 数年居なくてもやっていけたのだから、私には何があっても平気でしょう。 渡す気が無いのなら勝手に取るわよ。 |
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痺れを切らした女は、男の問いかけに返答する事も無く 自分でイチゴを1粒取り出すと ヘタを取る事も無くそのまま口に放り込んだ。 |
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男はイチゴを食べられた事を気にする様子もなく 真剣な表情で会話を続ける。 貴女が居なくてもやっていけるだなんて、誰も思っていません。 居なくても良い存在であるのなら、 わざわざ這いずり回って探す意味など無いでしょう。 貴女が自分の価値を見誤っているのなら、それは正さねばなりません。 まさか前の巡りで私の別人に何か言われたのですか? 返答なくイチゴを咀嚼する相手に矢継ぎ早に話す男は もはやイチゴの効果など頭から抜けている様で、 その声色には何処か悲痛なものも感じられる。 |
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ふふ。 女は相手の言葉を聞いているのか いないのか、 口に残ったヘタを手で取りだしながら男とは視線を合わせずに笑った。 |
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笑った相手を見て男は目を丸くすると ばつが悪そうに苦々しい表情を浮かべた。 ああ……。してやられました。 どうにも調子が狂っていけません。 貴女にはこれ以上 貸しを作りたくは無かったのですが……。 |
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1人で動揺する男に、女は口角を上げた。 良いものが見れたわ。 美味しいのねこのイチゴ。 今のところ何も無いけれど―― |
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! そう言いかけた矢先、ハッと女の顔が変わった。 |
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女の変化に、男も息を吞む。 !? 何処か具合が悪くなりましたか……!? |
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そう……。これが効果なのかしら。 食べて良さそうよ。私は外に出てくるわ。 女はそう言い、返答も聞かずに外へと出て行った。 |
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詳細を語らず外に出た女を追うことはせず、 男は不可解そうに顎に手を添えながら首を傾げた。 それは一体……? イチゴに視線を向けた男は 暫しの思案の末、1つ手に取り口にした。 |
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やがて帰って来たメンバーも美味しくイチゴを頂いたのだが それぞれの閃きが何を起こしたかは また別の話である。 |
| 反映会話: | |
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廃屋の2階に、男と少女の姿がある。 2人は向かい合って座りながら言葉を交互に発している。 |
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向かい合った少女は、男の発言をしっかりと聞くと 真剣な表情で口を開いた。 こんにちは。今日はいい天気ですね。 どうやら、男の言葉を繰り返しているらしい。 |
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少女がしっかり言い終えるのを見届けた男は 特に反応を示す事もなく、続きの言葉を読む。 明日も一日 頑張りましょう。 ところで、体調は大丈夫でしょうか。 |
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明日も一日 頑張りましょう。 ……ところで、体調は大丈夫でしょうか。 少女は言葉こそ間違えないものの、 やや遅いテンポで言葉を繰り返す。 |
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ん……。これはどうなんだ? 少し休憩にするか。 男は少女の言い方に思う所があったのか首を傾げると 表情を変えずに淡々とそう促す。 |
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はい。 少女は休憩という言葉を聞いて緊張が解けた様に表情を和らげると 少しの間をおいてハッと顔を上げた。 あの。頂き物があります。 |
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ん? 誰か来ていたのか。 |
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ミソサ饅頭カスタードクリーム……。 少女は呪文の様にそう呟くと そのまま1階へ続く階段へ降りて行った。 |
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ミソサ饅頭カスタードクリーム……? 男は呟かれた言葉を聞きなれない様子で繰り返すと 少女の後を追って1階へと降りて行った。 |
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1階には時に降りた少女以外の姿は無く 柔らかな午後の日差しが窓から差し込んでいる。 |
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少女は置いてあった箱から饅頭を2つ手に取ると元の位置に戻り、 男にその1つを差し出した。 ハチさんから貰いました。 |
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ハチか……。それはカスタードと関係があるのか? 男は大真面目にそう聞きながら、饅頭を受け取ると 何の躊躇もなく可愛らしい顔の部分を一口食べた。 |
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カスタード……。 少女はハチとカスタードの関係性について考えているのか、 饅頭を口にする事もなく地面を見つめた。 |
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男は困惑している相手を気にする様子もなく、 ゆっくりと味わいながら饅頭を食べ進める。 上手いな。サマロも食べると良いだろう。 疲れた後は甘いものが良いらしいからな。 |
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そうします。 少女は男の提案に顔を上げて頷くと、饅頭の造形をじっと見つめてから 何も描かれていない下の方から少しずつ口に入れ始めた。 |
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男は最後の一口を味わうと、咀嚼しながら棚の方に目をやった。 茶でも飲むか。 少し待ってくれ。 相手の返答を聞く事も無く、棚へと向かっていく。 |
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少女は無言で美味しそうに食べ進めるも、 とうとう顔を食べざるを得ない状況になり饅頭をじっと見つめた。 暫し饅頭と見つめ合った後、一思いに全てを口に投げ込んだ。 |
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待たせたな。これくらいで良いか? 男は紅茶が入ったカップを2つ持って来ると こじんまりとしたテーブルの上にカップを置いた。 今淹れた訳では無く、冷めたものの様だ。 |
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ふひはほうほはいます 少女はテーブルの方に移動しつつ、 饅頭いっぱいになった口で精一杯返事をした。 |
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特殊な状況になっている相手を見ても尚、男は真顔で反応する。 なんだ、一気に食べたのか? 喉には詰まらせない様にした方が良いぞ。苦しいからな。 淡々とそう言い、自分のカップを口に運ぶ。 |
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はひ。 少女は頷きながら、ゆっくりと咀嚼を続ける。 まだ水分を取れる状況では無いのか、カップを見つめながらも手に取らない。 |
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留守番は勉強が捗るから良いな。 次はどうだか分からないが。 少女に話しかけているのかいないのか、 次が何を指すのかも曖昧な形で男はそう言った。 |
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少女はようやくカップを手に取ると 紅茶を口に含んで再び咀嚼を続ける。 男の発言を独り言と捉えたのか 喋るのは困難と判断したかは定かでは無いが、何の発言もしそうにない。 |
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男は傍にある窓に目をやると、何かを見つけたのか口を開く。 ああ。カパッサとシリールだな。 特訓ってやつをしてるのか。 |
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横に来た少女を見て、男は口を開く。 サマロも行って来るか? |
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疑問を投げかけられた少女は 視線を窓から外し、表情を曇らせた。 私は……何も出来ないです。 |
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そうなのか? お前も力が使えるだろう。 少女の表情の変化を見ても男は動揺せず、 相手の顔を見ながらそう告げる。 |
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私の力は。 自分で使う為のものだから。 |
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役に立ちたいのか? 悲しそうに嘆く少女に、男は簡素な問いを投げた。 |
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そう問われた少女は、ぽろぽろと涙を零し始めた。 ひとつふたつ、溢れる涙は次第に大きくなり止まらない。 返事こそしないものの、図星の様である。 |
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それと同時に、窓枠がガタガタと揺れ始めた。 風などが吹いている訳でも無く、少女の感情に呼応している様だ。 |
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涙を流す少女を見ても男は表情を変えず 揺れる窓枠を眺めてぽつりと言葉を零す。 ここまで抑えられる様になってたんだな。 再び視線を少女に戻すも、少女の涙は未だ止まらない。 その気持ちを誰かに伝えた事はあるのか。 |
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少女は小さく呻きながら首を横に振った。 |
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イズレーン辺りだったか。 "言霊" という考え方があるらしい。 言葉には不思議な力があって、口に出すと実現するんだそうだ。 言ってみたら良いんじゃないか。スッキリするだろう。 相も変わらず、男は真顔で淡々とそう言った。 |
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少女は床を見つめながら、泣きじゃくりつつも口を開いた。 わたしは……。っ。 私は……! 声のボリュームが上がるにつれ、窓枠の揺れも激しさを増す。 皆の役に立ちたい……!! |
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少女がそう発言すると、窓枠の揺れがピタリと収まった。 発言した少女自身はその場にしゃがみ込み、涙を流し続けている。 |
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収まったな。 男は元に戻った窓枠を見て、そう一人ごちる。 |
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そこへ外の扉が勢いよく開くと女が入って来た。 ちょっと……!何をしていたの! 興奮気味の女は、中の状況を確認すると男の方を睨みつけた。 |
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何かあったのか。 睨まれた男は臆するどころか能天気な口調でそう聞いた。 |
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遅れて目つきの悪い男が扉から顔を覗かせると うずくまる少女の姿を見つけ険しい表情で中へ入って来た。 おいラック、お前何をした。 状況次第じゃ戦闘になるぞ。 そう言いながら、背中に背負った矢筒の矢に手を掛けた。 |
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少女はその発言を聞きハッと顔を上げると 2人を遮るように立ち上がった。 違う……! やめて……! 泣き続ける少女にはその言葉が精一杯の様で、 牽制する男を見つめながら祈るように胸の前で両手を強く握りしめた。 |
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ローブの女は周囲のやり取りを見て状況を察したのか、落ち着きを取り戻す。 さっきのはサマロの感情が高ぶったせいね。 どうせまたラックが遠慮の無い事でも言ったんでしょう。 敵襲が無いならそれでいいわ。 |
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半ば呆れる女とは対照的に、目つきの悪い男は見るからに憎悪を増していく。 感情が高ぶるほど傷つけられたって事だろう。 おいラック、何を言った。 少女の想いも虚しく、男はゆっくりと矢を引き抜いた。 |
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傷ついていたのか? 敵意を向けられている事に気づいているのかいないのか、 男は首を傾げながら少女に向かってそう言った。 |
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少女は質問には答えず、敵意を放つ男に駆け寄ると 相手が片手に持っていた弓を必死に掴んだ。 傷ついてない……! 信じて、カパッサ! 先ほどまで零れていた涙は止まり、流れた跡が乾き始めている。 |
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弓を掴まれた男は振り払う事はせず、 険しい表情のまま少女と目を合わせた。 庇っているだけだろう。 悪いが、ラックの口から聞くまでは信じられない。 |
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泣く前に言った事か? 男は相手の希望に応えようとするが、 中々思い出せない様で空を見つめながら首を傾げ、そのまま固まった。 |
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答えを待つ男は、弓を掴まれた状態で相手をじっと注視する。 |
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その時、3人から離れた位置に居たローブの女が杖を構え 何かの呪文と共に魔法を放った。 |
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……ッ!? シリー、ル……! 女の目線の先に居た男が振り向き、顔を歪めた。 どうやらこの男に対して放たれた魔法だった様だ。 男は苦い表情で瞼を閉じ、膝から崩れ落ちた。 |
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弓を掴んでいた少女は崩れる男を支えようとしたが 体格差からそれは叶わず、衝撃を和らげるにとどまった。 カパッサ! 慌ててしゃがみ込み、容体を確認する様に男の顔を覗き込んだ。。 |
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寝ているだけよ。 ローブの女は杖をしまいながら、優しい声色でそう言った。 全く、余計な事で手を煩わせないで欲しいわ。 私からカパッサに伝えるから、起きる前に説明して貰おうかしら。 |
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ああ。悪いな。 男は相も変わらず、全く悪びれもせずにそう言う。 |
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そうして事情を聞かされたシリールは 起きたカパッサに説明して納得して貰うのだが、 それはまた、別の話である。 |
| 【開幕RP①シリールの目覚め】 まず、前の巡りでシリールが行方不明のまま何の手掛かりも掴めず 1シーズン居なかったのですよね。(※前期ストーリー書いてない) その前提からの、シリールさん目線スタートです。 何処か安堵した様な、寂しげな様な声色でそう呟く。 とあるので、監禁とか怖い目に会っていた訳では無いようですね。 【チシミア】────────────── シリールさん!? ……い、居た!!シリールさん居ます!! え、本当にシリールさんですよね? ─────────────────── ↑何故目の前に本人が居るのに疑うのか、というと これも前期の話で、シリールさんのドッペルゲンガー的な人が居たからです。 「服装すり替わった別人かもしれないし……」という事ですね。 【シリール】────────────── お互いに何があったのか、話す必要がありそうね。 ─────────────────── 私思うのですけど、1シーズンの間シリールさんの方も情報得られてない訳で、 自分を探しに来てたのかどうかも分からないのに 「情報交換をしましょう」からスタートするのってメンタル強く無いですか。 これは信頼の表れ。そう解釈しましょう。 |
| 【開幕RP②情報交換とリーダー陣営決め】 最初の文に「誰が見張りなのか」を書いてなかったのは 展開どうするかノープランだったので、後の自分の為に余白を残しました。 結局ラックでしたが、サマロでも良かった。 あと、時間帯は単純に書き忘れました。自分でもよく分かってなかった。 最終的に昼前かな?みたいな雰囲気になってますね。 【クラリエント】────────────── ……そちらは残った別世界の方々と行動を共にしていた訳ですか。 そう遠くに居たわけでも無いのに、 何の情報も得られなかったとは不思議なものです。 ─────────────────── 相変わらずノー情報ですが、クラリエント達が聖国拠点で探し回ってた間、 シリール達はオーラムにずっと滞在していました。 そこから続いて、「宿に行ったが居なかった」という話に続いていますね。 【カパッサ】────────────── いや、向かったが居ないと言われた。 嘘をつかれた訳じゃなく、〝あの場所には〟本当に居なかったんだろう。 それより今の事だ。 もう傭兵をする理由も無くなっただろう。この巡りでは何処に行く。 ─────────────────── 「〝あの場所には〟本当に居なかったんだろう。」というのは この世界は はちゃめちゃに不思議な事が巻き起こるので、 そもそも会えない世界線に居たのでは無いか、みたいな話ですね。 シリールが消える前は しばらく傭兵の活動はお休みしていて、 ひっそりブリアティルトで生活する巡りが続いていた中で 「大事件だから傭兵活動して探さなきゃ!」と戻ったので カパッサ的には 早くひっそり生活に戻りたいし、 変な事を言い出す前に決定事項にしたいという気持ちです。 そこでチシミアが うっかり閃かせる発言をしてしまいます。 【チシミア】────────────── あっ、継ぎ足しますよ。貸してください。 ……クロカワさん達は合流できてるんですかね。 結局、協力を皆さんに要請したのも無駄になっちゃいましたし。 謝罪含めて発見報告とか しに行きます? ─────────────────── えっ嘘、私マズいこと言っちゃった……? ─────────────────── 別にチシミアが言わなくても その結論に辿り着く可能性は普通にあったのですが、 クラリエントはクラリエントでシリールに聞きたい事がありすぎて 頭がいっぱいだったのと、一度言った事は撤回できない (カパッサには通用しない)と分かっているので、 展開によってはカパッサお望みのルートがワンチャンあったかもしれません。 ちなみに何で傭兵の方が都合が良いのかと言うと、 まあ何か都合が良いんでしょう。(都合が良く無いとストーリー的に困る) 【カパッサ】────────────── ちょっと待て。リーダーはもう御免だからな。 大体、協力を得ようとしたのもお前が発端なんだ。 尻拭いはお前が勝手にしろ。 ─────────────────── 前期、リーダーを押し付けられて酷い目にあったので 続けて頼もうとするならタダでは置かないぞという脅しですね。 「協力を得ようとしたのも~」とは言ってますが、 協力を仰いで頼みまわる事自体にはカパッサ自体も普通に賛同の立場です。 とりあえず何か文句を言いたかっただけです。 反発を受けた金髪の男は臆する事なく むしろ口角を上げて応答する。 「そう来ると思いましたよ」「思っても無い事を言うものです」の笑みですね。 大体クラリエントの方が一枚上手でコロコロ転がしてるイメージです。 【カパッサ】───────────── チッ、勝手にしろ。 茶髪の男は苛立つ様に舌打ちをしながらそう言うと、相手の顔を見る事もなく弓を持って天幕の外へと出ていった。 ─────────────────── ↑喧嘩別っぽく見えますが、実は信頼表現でもあります。 ガチでキレているなら、「冗談じゃない。俺は抜けるぞ」と言って 数か月 姿をくらまします。カパッサとはそういうやつです。 単純にそのまま居ると口論が止まらなくなるので、 後は全てお任せで外に頭を冷やしに行っています。 クラリエント自体が無茶な采配をする人ではないと分かっているので 必要なら出るが? という感じですね。ツンデレか??? あと単純に、「あなたが出ないならサマロを戦場に駆り出しますよ?」とか言われると辛いので、 そうするくらいなら俺を出せ、という意味でもあります。 ※前にやられた事がある 【サマロ】───────────── 頑張っていました。 沈黙を続けていた橙色の髪の少女は、 茶髪の男を庇う様に、こくこくと頷きながら噛み締める様にそう言った。 ────────────────── 取り立てて言う事は無いのですが、 初期から見ると喋りが劇的に改善していますね。 以前なら「その……。頑張って、いました。」になる所です。 文章上だと中々伝わりづらいのですが、 詰まらない事を1番に考えて、かなりゆっくり話しています。 【クラリエント】─────────── カパッサに新しい道具を使って貰う事にしたのです。 前の巡りから何度か試しているのですが、 折を見て様子を見てくださいませんか。 ─────────────────── 【シリール】───────────── ……あの状況で、そんな事までやっていたのね。 その道具というのはーー ─────────────────── 前期搭載した乱れ撃ちのRP反映です。 実際にどんな道具か……まではまだ固まっていませんが、 そこそこデンジャーな物だと思われます。 シリールさんが呆れてるのですが、 「カパッサのイラつきの原因それなのでは?」と思っているからです。 その前でカパッサの言動に言及してましたが、 「前言撤回するわ、あなたのせいでしょ」みたいな気持ちもあります。 何故シリールに様子を見るのを依頼するのかと言うと、 助言が出来る + カパッサがそれを受け入れる のが シリールしか居ないからです。 ……いや何でシリールが居ない期に始めたんだ。(PLの都合) カパッサが出て行ってから少しの間が空いて、ラックが中に入ってきます。 【ラック】───────────── 悪い。交代した。 途中から聞けてなかったんだが、今回は何処へ行くんだ? ────────────────── いや。物音がしたから見てただけだ。 結局小動物だったみたいだが。 今はカパッサが見てるから問題ない。 ────────────────── さて……。実はこのラックは嘘をついています。衝撃の事実。 中の声を聞く体制で見張り番をしていたラックですが、 イラつきながら出て来たカパッサと外で会話をしています。 その会話の最中で、カパッサに 「俺と会話していたと言うな」「小動物が居たと言え」と入れ知恵をされて この様な流れになっています。 嘘をつくことを命令された、というのが正しいですね。 ラックは抵抗なく嘘をつけますし、命令には忠実です。 そしてラックの嘘は誰にもバレないので、デメリットがありません。 まあ単にカパッサがハズいだけだと思う訳ですが。 逆に口止めしなかったらベラベラベラベラ喋るので大変です。 最近は大分空気を読めるようになってきましたが、 口止めをしておくに越した事はありません。 入れ替わりでカパッサが見張りをしているというのは本当です。 【クラリエント】─────────── ……とりあえず、後は個々で話しましょうか。 誰を登録するかはまた追ってお伝えします。シリール、話せますか。 ─────────────────── うちは サブ ⇒ 戦闘に出る (傭兵登録をする) 控え ⇒ 戦闘に出ない (お留守番) となっているので それ決めたら言うねっていう事ですね。 シリール呼んでるのは、自分のそっくりさんにめちゃめちゃ興味があるからです。 絶対自分のそっくりさんに会ったら意気投合して 四六時中意見交換をしているに決まっているのに会えなかったので せめてエピソードだけでも聞こうとしています。溢れ出る好奇心。 クラリエントは家庭環境が複雑なので そこの比較とか 絶対したかっただろうなと思います。 まあチシミア以外みんな複雑ですが 状況確認も無くは無いですが、9:1で自分の興味優先です。 シリールがサマロを呼んだのは…… 多分シリールが得たそっくりサマロの情報で 色々と聞きたい事が出来たからでは無いでしょうか。 こっちに来る前の話ですが、シリールはサマロが入った時に居なかったので 他のメンバーが共有しているサマロ情報も知らなかったりするんですよね。 【シリール】───────────── こっちの天幕を使うけれど、何か必要なものはあるかしら。 ─────────────────── 開幕に飛ぶ、初期に使用していた拠点の天幕は3つありまして、 「女性3人」 「共有の天幕」 「男性3人」 みたいになってる設定なんですね。 で、女性3人が使ってる天幕を使うので、 チシミアがこれからの時間を過ごすのに荷物整理とかあるかな?という事です。 【チシミア】───────────── ……あ、セフィドって事は またあそこですか? ─────────────────── 既にRP掲示板が建っている「廃屋」の話ですね。 以前使った事があるので、もしや……という嫌な予感です。 【クラリエント】────────────── ええ。前の巡りは宿を取っていましたが、今回はその必要も無いですからね。 少し時間は掛かりますが、同じように手配すれば問題ないでしょう。 掃除も同じようにすれば問題ありませんのでね。 ─────────────────── 前の巡りで宿を取ってたのは、聞いたり探したりするのに 辺鄙なところでは活動しにくかったからですね。 何かしらの情報を使って、半ば脅す様に お安く権利を得ているのではないかと。 とにかく使われてない廃屋なので、最初の掃除が大変です。 大変だけどそれ以上の物件が手に入るツテとかコネはありません。 でも屋根と壁があるのはとても良いので、廃屋に住みます。 【チシミア】───────────── あ~~!! もう!! 言わないでくださいよ! 余計な事なんて言うんじゃなかった!! ─────────────────── 「みんなで地獄の掃除しようね」と言われたので、前回のことを思い出して「イヤ〜〜〜!!!」ってなってますね。 「余計な事」というのは、「発見報告とかしに行きます?」の部分です。 【ラック】───────────── ……結局何処に調達に行くんだ? ─────────────────── 目的も言われず勝手に出ていかれたので、 何処に行けば良いのかラックにはハテナです。 困っているのではなく、「指示がないと動けない」という事ですね。 行きますよとは言われたものの、ついて来いとは言われてないのでハテナを浮かべている状況です。 追いかければ良いわけですが、その必要性を特に感じていないという。 ラックへの指示はハッキリ言わなければいけませんが、チシミアはまだその辺りのツメが甘いです。 【クラリエント】────────────── 姿が見えなくなる前に追った方が良いですよ。 ああいう時の彼女は嫌に足が速いですからね。 ─────────────────── 【ラック】───────────── そうか。分かった。 日が暮れる頃には戻る。 ─────────────────── クラリエントにやんわり助言されて、ラックはゆっくり外に出ていきます。 チシミアを見失うかもとか、見失ってチシミアに怒られるとかいうのはラックの問題なのでクラリエントにとってはどうでも良い訳ですが、 何も言わないとずっと天幕に居る可能性があるので早めに声を掛けている、という感じかと。 チシミア自体にある程度の戦闘力も頭脳もあるので、1人にしておく事のリスクがそこまで無い(から焦る必要が無い、)というのもあります。 |
| 【拠点RP 掃除の後の一幕】 期毎に拠点を構える場所が違うので、設定を整理する為にRPをするのですが 結果的にラックの成長を確認する一幕になりましたね。 2階の掃除がひと段落した所からスタートです。 多分、前日に1階を何とかしたのだと思われます。 チシミアは疲労困憊、といった様子ですね。 【クラリエント】────────────── シリールさんが魔法を覚えてくれて 前より効率良く進められましたが、少々急ぎ過ぎた様です。 今日はこの状態で寝られるだけでも収穫でしょう。 男はそういうが、部屋には皮の1枚も引かれず床が剥き出しになっており、 唯一あるベッドだったらしきものは立て付けが悪そうに見える。 ─────────────────── 現代のふかふかオフトゥンと比べると散々な状態ですが、 野営も頻繁にある様な状況だと、屋根と壁と……そして床があるのは安心なのです。 1階も同じ広さだと思いますが、荷物やらテーブルやらがあったりすると、まあ6人で寝るのはキツいという事では無いでしょうか。 2フロアあれば3人ずつ別れる事も可能ですし、寝返りがうてるかも……という良い環境です。(1人は見張りで起きてると思いますが) シリールさんの魔法は、風系の魔法とか 何かちょっと荒っぽい感じでお手伝いしたのでは無いでしょうか。 チシミアが早々に離脱して、1つ目の成長ポイントが登場します。 【ラック】───────────── 軋む音が聞こえなくなった所で、しばらく外を眺めていた茶髪の男がゆっくりともう1人の男の方に振り向いた。 なあ。 暫くは傭兵生活を続けるのか? ─────────────────── 「軋む音が聞こえなくなった所で」がポイントです。 これは「チシミアに聞こえなくなった段階で意図的に切り出した」という事で、 「チシミアにこの話題を聞かれるのは不味そうだな」と理解している、 という事になります。 一応、24期からこの傾向は出ていて 当時はシリールに「驚いたわ。あなた空気が読めたのね。」と言われています。 【クラリエント】─────────── おや……。察しがいいですね。 あまり隠れた生活を続けると知り合いが居なくなってしまいますからね。 戦力が上がってきたとはいえ、他の助力無しでは戦火を切り抜けられませんし 行商をする上でもツテというのは大事ですので。 ……とはいえ、今のあなたなら これ位は分かっていそうですね? ─────────────────── 「察しがいい」はシリールの発言と比べると大分マイルドですが、 「……。」の間があるところに、かなり意外な展開である事が伺えますね。 「今回は必要だから傭兵生活を送りましょぅ!」という事で始まりましたが 彼の頭の中では もう次以降の展開も見据えている様です。 「他の助力無しでは」というのは、巡りを重ねた事で 部隊の知り合いが減っていく(いる)事への危惧が入っています。 2つ目と3つ目の成長ポイントのお時間ですよ!! 【ラック】───────────── ああ。確認したかっただけだ。 情報を共有しておかないのは、反発が来るからか? ────────────────── 【クラリエント】─────────── ええ。ええ。そうですね。 あの2人からの反発は避けられないでしょう。 説明すれば納得はして頂けるでしょうが、単独行動を取られる危険もありますし 今は少しの時間も無駄にしたくはありません。 ─────────────────── 【ラック】───────────── 分かった。言わないでおく。 ────────────────── 「2人からの反発」というワードに対して一切質問をしていないんですよね。 これはつまり、「その2人はあいつとあいつだろう」という事が想像ついた上で 更に「その2人が予想と同じかどうか確認しなくても問題ない」という事で いや お前は本当に"あの"ラックなのか? そういう感じですね。 ちなみに2人というのは、チシミアとカパッサの事ですね。 最初の「反発が来るからか?」という予想も 初期からすれば花丸をあげたいところですが、 これは最近はそこそこ出来ていたのでは無いか と思います。 更に更にのびっくり大発言は、「言わないでおくと自分から言ったこと」ですよ!! >>7でも言いましたが、ラックは口止めをされなければ ポロポロボロボロ あること あること 言ってしまう訳です。 なのでクラリエントも「ご内密に」とか毎度言っていた訳ですが おいおいおい どうしたんだ!? おい!?(語彙力) という感じですね。 ようやくここまで たどり着いた訳ですが。 【クラリエント】─────────── ふっ……。ふふ。 ─────────────────── ここまでの解説があってこその この笑みです。これはミステリー解決編。 予想外の出来事が起こりまくったので笑っちゃうクラリエントです。 大体いつも 色んな事を先回りで想定している彼なので ここまで予想外の事(ラックの成長)が起きると まあ笑ってしまうのです。 サマロの成長は願っているし本人の努力も見えるのでこうはなりませんが、 ラックは努力とか全く無いし片鱗が全然無いのに急成長を見せてくるので 「ちょっと何言ってるかよく分かんない」みたいな状況に。 【ラック】───────────── 何か おかしな事を言ったか? ────────────────── 【クラリエント】─────────── いえ……。 そうですね、以前から考えればおかしい事かもしれません。 巡りは、様々なものをもたらしますね。 ─────────────────── 25の巡り(約75年)でここに到達している訳で、 普通の時間軸で年を重ねていたら ラックの成長には立ち会えなかった可能性がある訳ですが75年???(混乱) 相変わらず「無」といった感じで去るラックと 起きた事を噛みしめて その場から離れられないクラリエントの対比で終わりです。 |
| 【反映RP①閃きのイチゴ】~ 最後にやったのはいつか というレベルなので 最早どなたもご存知で無いと思うのですが、 うちの部隊はお外であった何かをきっかけに自部隊RPが展開します。 RPのイベントに参加した後とか、挨拶回りのアレコレとか お土産を貰った時などに発生しますね。 今回はハーミアさんの挨拶土産の反映RPです。 ダイスの結果により、「新しいアイデアが思い浮かぶ!」という 不思議効果のイチゴとなっている訳ですが、 「こんなに素敵なアイディアが!」というRPには全くならないところが うちの部隊だなあ という感じになりましたね。 結果的に、前期のゴタゴタの余波が垣間見えるRPになりました。 前期RP書いてないんですけどね!!!! (なぜなのか) 1人でイチゴを見つめるクラリエントに、 2階から降りて来たシリールが怪訝な顔で声を掛ける所からスタートです。 【シリール】───────────── 手も動かさずここに居るなんて随分と余裕そうね。 それとも、それはいわくつきの食べ物か何かなのかしら。 ─────────────────── 言っている事自体はあまり関係無く 「ギシギシ音立てて降りてきてるのに気づかないのヤバイよ」という感じですね。 クラリエントが思考に気を取られ気配に気づかない事は初では無いのですが、 大抵よからぬ事を思案している時なので 「一体今度は何なんだ」という気持ちが大いにあります。 シリールの嫌な予感はズバリ的中します。 【クラリエント】─────────── ああ、シリールさん。 取引をした傭兵の方から頂いた物なのですが、 何でも不思議な効果があるかもしれないイチゴだそうで しかしその効果は食べてみないと分からないという事で 自分で先に食べて試すべきか少々考えていたのですよ。 ─────────────────── クラリエントは饒舌で、長文で話す傾向がありますが、 間髪を入れる間もなく 全く躊躇せずここまでスラスラスラスラと 会話を捲し立てている時点で大変ヤバいです。 ヤバいポイントは色々ありますが、 「シリール相手にこの喋りをしているのが一番ヤバい」んですよ。 シリールというのは部隊内で最も警戒心が強く、頭が良い人物です。 カパッサ相手にこれを話したらブチ切れられそうだと思うのですが、 これに関してのお怒りポイントは シリールもカパッサとほぼ同じと考えて貰って構いません。 【シリール】───────────── 随分とざっくりした説明だけれど、それは即効性のあるものなのかしら。 戦場にも出ているのだから、貴方に何かあっては困るわ。 私が食べるから貸して頂戴。 ─────────────────── 「リーダーをしている巡りで」 「戦場に出ている身でありながら」 「得体のしれないものを自ら率先して毒見しようとしている」訳でして 「少なくとも最初に食べるのはお前じゃ無いだろう」という状況です。 付け加えるなら、今の資金繰りは全てクラリエントがしているので 彼が動けなくなったら真面目にどうにもなりません。 クラリエントの人を見る目に関してはシリールも信頼していますが そうは言っても今は戦禍の真っただ中であり、 第三者が何かの手を加えていないとも言い切れません。 シリールは今回の巡りではお留守番要員になっていますし クラリエントと比べたら何かあった時の被害が少ないのは事実ですね。 ここから押し問答が始まります。 【クラリエント】─────────── 確かに一理ありますが……。 貴女はよく知りもしない相手からの差し入れを食べる人では無いでしょう。 ……もしかして、イチゴがお好きだったのですか? ─────────────────── 【シリール】───────────── イチゴが好きでも嫌いでも何でもいいわ。 数年居なくてもやっていけたのだから、私には何があっても平気でしょう。 渡す気が無いのなら勝手に取るわよ。 ─────────────────── クラリエントを突き動かしているのは単純に好奇心ですね。 「何が起きるか分からない不思議なイチゴ」というものは 彼の探求心を非常に強く くすぐる様です。 うちのメンバーだと、 カパッサとシリールが手土産をホイホイ食べるのに否定派で それ以外の4人が「まあ食べちゃお」というタイプなのですが、 この「何が起きるか分からない」というマジックワードに心躍らせるのは 恐らくクラリエントだけです。 現代に生きて居たら、自販機の「?」の商品とか買うタイプでは無いでしょうか。 そんなこんなでクラリエントはとっても食べたいので、 シリールの求めには応じずに「えっ……本当に食べたいの?」と戸惑っています。 物凄い嫌そうな顔をしながらに手を差し出されたら、 とっても食べたい自分が食べた方が良いのでは無いか そんな気分になるのは自然ではあります。 ここで、自体は思わぬ方向に動きます。 【クラリエント】─────────── もしかして……気にされていたのですか? ─────────────────── シリールが言った「数年居なくてもやっていけたのだから」という部分は 前の巡りで彼女が不在でもやっていけた事を示している訳ですが、 それに対してクラリエントが 「そんな事を思っていたのか!?」と衝撃を受けています。激震が走る。 シリールとしては、事実の1つとして提示したに過ぎないのですが クラリエントからしてみればとっても予想外で大ショックな発言という形ですね。 過去のストーリーで、 「この6人はバラバラで暮らしてもいいのかもしれない」と思ったクラリエントが 色々な逃げ道を作って(作らせて)、なんやかんやあった結果 この6人は6人で居なければやっていけないという事を、 それぞれのメンバーが強く感じ団結して今に至る という流れがありまして、 「えっ……ちょま……団結伝わって無かったんです!?」という動揺ですね。 その後 男はイチゴを食べられた事を気にする様子もなく 真剣な表情で会話を続ける。 と続くので 彼がこの発言をいかに重く受け止めたのかが分かります。 【クラリエント】─────────── 貴女が居なくてもやっていけるだなんて、誰も思っていません。 居なくても良い存在であるのなら、 わざわざ這いずり回って探す意味など無いでしょう。 貴女が自分の価値を見誤っているのなら、それは正さねばなりません。 まさか前の巡りで私の別人に何か言われたのですか? ─────────────────── こんな激アツなクラリエントが見れるなんて、 巡りは様々なものをもたらしますね。 "貴女を探すために這いずり回ったのだ"という事でして、 シリールはここでその事実を知る事になります。 何せクラリエントは自分のそっくりさんにとっても夢中だったので 再会の喜びもそこそこに質問責めをしていたと考えられるので 自分たちがどう必死に探したのかという事については ろくに伝えていなかったのだろうと思います。 |
| 時系列順に、前期のやつからですね。 【前期RP ミソサ饅頭】bbs:300270:1~ 前期に出来なかったので今期にやっています。 結果的に今期のストーリー設定が絡んできているので 今期やった事に意味がある感じになりましたね。 お土産の反映RPなのですが、ミソサ饅頭を持って来てくれたのは NaClちゃん2khl:1です。ハチさんコスで来てくれました。 【ラック】─────────────bbs:300270:26 茶髪の男は何かが書かれた羊皮紙を持ちながら、 その文字を眺めて言葉を発する。 こんにちは。今日はいい天気ですね。 ────────────────── 【サマロ】───────────── 向かい合った少女は、男の発言をしっかりと聞くと 真剣な表情で口を開いた。 こんにちは。今日はいい天気ですね。 ────────────────── 今までRPで描いたことは無かったのですが。 36期で半休止した辺りから(たぶん)、サマロはラックに手伝って貰って スラスラ喋れる様に訓練していたのですよね。 【ラック】─────────────bbs:300270:28 明日も一日 頑張りましょう。 ところで、体調は大丈夫でしょうか。 ────────────────── 私はこれを書きながら、 「この例文書いたの誰なんだ」という事を考えて居た訳ですが。 突っかからずに読む事が目的なので、 文章は日常的なやつなら何でも良いんです。たぶんそうなんです。 【ラック】─────────────bbs:300270:30 ん……。これはどうなんだ? 少し休憩にするか。 ────────────────── 特訓のルールで、上手く出来なかったところはやり直すという事になっています。 疲れた時は休憩しましょう とも言われています。 サマロがちょっとテンポ悪く言ったので まあそこそこやったし休憩にするか、とラックが判断している訳ですね。 ラックが間髪おかずに提案するのは珍しいのですが、 サマロが自ら休憩を言い出す事はほぼ無いと思われるので たぶん何度も特訓を続けて来た経験則というか お決まりのパターンなんだと思います。 サマロ相手だと、天然で鈍感なラックもちょっとお兄さんに見えてきますね。 【ラック】─────────────bbs:300270:32 ん? 誰か来ていたのか。 ────────────────── 【サマロ】───────────── ミソサ饅頭カスタードクリーム……。 少女は呪文の様にそう呟くと そのまま1階へ続く階段へ降りて行った。 ────────────────── サマロはミソサ饅頭の事で頭がいっぱいの様ですね。 全く会話が成立していません。 端折りましたが、廃屋の階段なのでギシギシ音が鳴るやつです。 【ラック】───────────── ミソサ饅頭カスタードクリーム……? 男は呟かれた言葉を聞きなれない様子で繰り返すと 少女の後を追って1階へと降りて行った。 ────────────────── ミソサ饅頭自体はラックも勿論知っていますが、 唐突にその単語だけ出てきたら聞き取るのが精一杯だと思います。 更に相手は自分の前から去っていく訳ですし。一体どういう事なんだってばよ! 1階には時に降りた少女以外の姿は無く 柔らかな午後の日差しが窓から差し込んでいる。 ↑×「時に降りた」 は ◯「先に降りた」ですね。普通に誤字です。 お家のPCでは かな打ちをしているので 「と」 と 「さ」は意外と近くに存在しているのです。 設定ミスったのを爆速コピペしていた時に差し込んだ部分なので、確認を怠った 【サマロ】─────────────bbs:300270:36 ハチさんから貰いました。 ────────────────── 【ラック】───────────── ハチか……。それはカスタードと関係があるのか? ────────────────── 【サマロ】───────────── カスタード……。 ────────────────── 【ラック】───────────── 上手いな。サマロも食べると良いだろう。 疲れた後は甘いものが良いらしいからな。 ────────────────── 何処から突っ込んだらいいか分からない大渋滞だよお!!! 地の文を端折ると分かりにくさが5割増しになってますが 物凄いゆっくりした流れです。 上から順に行きましょう。 ①流石にサマロも渡してきたのはNaClちゃんだと気づいているハズですが 伝える際に出て来たワードがハチだったのです。 ②ここで普通なら「ハチって誰?」となる所をラックは拾わずに 「それってこのお土産と関係あるのかな!?」とミラクル質問をします。 でも別に興味は全く無くて、何となく聞いただけです。 ③「ハチのコスプレで渡してきたこのお土産に特別な意味があるのか」 という事を 少女は全く考えた事が無かったので、 「もしかしたら……何かあるのかな?」と思って真面目に考えます。 ④別にラックはその事に全く興味が無いので、普通に新しい話題を始めます。 何だこれ!!! (なんだこれ) でも別に2人とも困ってないし、良いのです。 この2人はいつもこんな感じです。マイペース。 【サマロ】─────────────bbs:300270:42 少女は無言で美味しそうに食べ進めるも、 とうとう顔を食べざるを得ない状況になり饅頭をじっと見つめた。 暫し饅頭と見つめ合った後、一思いに全てを口に投げ込んだ。 ────────────────── サマロもミソサ饅頭はもう何度も食べているはずですが、 毎回こんな感じなのか、たまたま目があってしまったのか。 賑やかな時なら話を聞くのに気を取られているので、 ミソサ饅頭とじっくり向き合うタイミングは中々無かったのかもしれませんね。 この時はラックが席を外していましたが、 隣に居たとしても大した事はしなかったのでは無いかと思います。 独り言判定されそうなことを言うか、或いは「食べないのか?」と聞くとか。 【ラック】─────────────bbs:300270:45 なんだ、一気に食べたのか? 喉には詰まらせない様にした方が良いぞ。苦しいからな。 ────────────────── めちゃめちゃ当たり前の事を言っています。それはそう。 特にアドバイスとかはしてくれません。 【ラック】─────────────bbs:300270:47 留守番は勉強が捗るから良いな。 次はどうだか分からないが。 少女に話しかけているのかいないのか、 次が何を指すのかも曖昧な形で男はそう言った。 ────────────────── 【サマロ】───────────── 男の発言を独り言と捉えたのか 喋るのは困難と判断したかは定かでは無いが、何の発言もしそうにない。 ────────────────── スルーされるラック。いつもの事です。 でも別にラックも会話がしたい訳では無いので問題ありません。 「勉強」と言うのは、さっきやってたサマロとの訓練の事です。 普通の人は内容的に勉強とは言わないと思うのですが、 ラックは普通では無いので勉強と呼んでいます。 「次」というのは「次の巡り」の事ですね。 ラックだけは次も傭兵活動をすると知っているので それがバレかねないキケンな発言なのですが、 相手がサマロなのでスルーされています。 外のカパッサとシリールの様子を見てから、 雲行きが怪しくなってきます。 【サマロ】─────────────bbs:300270:52 疑問を投げかけられた少女は 視線を窓から外し、表情を曇らせた。 私は……何も出来ないです。 ────────────────── 頂き物アイコンのドンピシャ度が光る!!! 外で2人がやっているのは、初めの方でクラリエントが言っていたやつで カバッサのヤバめ武器の挙動をシリールに見て貰っているというものです。 サマロはカパッサとの関係性もありますが、 そもそも説明が理論だてられないとか 力の付与が出来ないとか この件でシリールの役を担うことは出来ない訳です。 【ラック】─────────────bbs:300270:55 役に立ちたいのか? 悲しそうに嘆く少女に、男は簡素な問いを投げた。 ────────────────── 【サマロ】───────────── そう問われた少女は、ぽろぽろと涙を零し始めた。 ひとつふたつ、溢れる涙は次第に大きくなり止まらない。 返事こそしないものの、図星の様である。 ────────────────── 頂き物アイコンのドンピシャ度が光るⅡ!!! ラックは時に一直線で核心を突いてきます。ラックとはそういうやつです。 普段はクラリエントが核心を突かれている(ので有難がられている)のですが サマロ自体が思い悩む事自体がかなりレアなので 彼女の核心を突くのも初なのでは無いでしょうか。 サマロは期毎に自立していっている訳ですが、 自立すると「自分がいかに周りに助けられているか」みたいな事をヒシヒシと感じる訳ですね。そんな中で、自分は何が出来ているのかというのを考えてしまう。 廃屋の掃除でもシリールの魔法が大いに役に立って居ますし 他の部隊のメンバーもそれぞれの役割を全うしていて サマロにはピカピカ輝いて見える訳です。でも、自分はそうじゃない。 未だに会話もままならないし、何の役にもたてていないと"思って"いる。 本当は、部隊唯一の回復要員で 彼女が居なければ危うかった事も沢山あるし、何より殺伐としたメンバー間の雰囲気を緩和する貴重な良心でもあります。 メンバーの中で、彼女が役に立っていないと思っている人なんて1人も居ません。 自分の立ち位置が中途半端に見えて来た事で、考えられるようになってきた事で、サマロはかえって自信が無くなってしまっています。でも相談も上手では無いので、そんな事は誰にも話してこなかった。 と、いう背景が分かると 彼女がボロボロと泣き出した理由が……分かるのでは無いでしょうか!? ≫役に立ちたいのか 「力が……欲しいか……!!」 みたいになってますが 別に何かをしてくれる訳ではありません。 ボロボロと泣くサマロによって、窓枠がガタガタと揺れます。 【ラック】─────────────bbs:300270:58 ここまで抑えられる様になってたんだな。 ────────────────── サマロは感情によって力が発現するタイプです。 前触れもなく大きく感情が動いたのに、ボロボロの廃屋の 窓枠だけが揺れている事にラックは感心しています。 元々建てつけが危ういでしょうし、 普通の家屋だったら目に見える現象は何も起こらなかったかもしれません。 揺れたと表記しましたが、振動したという感じかも。 ラックの身にも、他の家具にも傷はついてませんし カップが落ちて割れたりもしなかったですね。 黄金の門を超える前には色々な事があったので、それと比較して凄いという事ですね。 【ラック】───────────── イズレーン辺りだったか。 "言霊" という考え方があるらしい。 言葉には不思議な力があって、口に出すと実現するんだそうだ。 言ってみたら良いんじゃないか。スッキリするだろう。 ────────────────── ラックの言う事なので、言ってる内容自体は全てが疑わしいですが、 「口に出すって案外大事かもよ?」という事を伝えています。 本当に言霊の話を聞いたのか、言霊の内容は合っているのか、 その出自はイズレーン辺りなのか、 ラックが言っている事は対してアテにならないので テキトウに考えて貰えると良いと思います。 サマロが言葉を叫ぶと、窓枠のガダカタが止まります。 何故止まったのか、というのは色々考えられますが 普通にサマロ自身が発言する事によって 気持ちが浄化されたから、で良いのではないかと。 ここで一件落着と行けば良かったのですが、 既に出て来た通り 外にはシリールとカパッサがおりまして。 シリールが一連の流れに気づかない訳無くない?という事で RP続行です。(無慈悲) 【シリール】─────────────bbs:300270:64 ちょっと……!何をしていたの! ─────────────────── 【ラック】─────────────bbs:300270:65 何かあったのか。 ────────────────── 【カパッサ】─────────────bbs:300270:66 おいラック。お前何をした。 状況次第じゃ戦闘になるぞ。 ─────────────────── 地の文は端折りましたが。シリールが異変に気づいて、 カパッサと一緒に突入してくる図ですね。 ボロボロとはいえ、自分達の大事な拠点ですし 「中で何かが起こっているかもしれない」となると かなり緊迫感を持って入って来るのは当然ですが ラックがきょとんとしているので、特別な事が起こった訳では無いと分かります。 で、じゃあ特別な事が起こってないのに何でサマロがうずくまっているのかと。 うちのサマロに何してくれたんじゃワレェと、カパッサは聞いている訳ですね。 普通は「返答次第では」となる所を「状況次第」としているのは ラックが客観的に返答出来ない事は自明だからであって、 実際に起こった事象がちゃんと明らかになった上じゃ無いと 非があったかどうか判断できないからです。 サマロが否定して、シリールは納得したものの カパッサは引きさがりません。 【カパッサ】─────────────bbs:300270:69 感情が高ぶるほど傷つけられたって事だろう。 おいラック、何を言った。 少女の想いも虚しく、男はゆっくりと矢を引き抜いた。 ─────────────────── 普通に考えて、ラックと一騎打ちしたい事態が起こった場合 「表へ出ろ」と言えば従うので、わざわざこの場で戦闘する必要は無いのですが 矢でも持って無いと理性を保てないという感じかなと。つまりヤバイ。 普通に狭いのもあり、弓 VS 剣になった場合カパッサに勝ち目は無いですが もはやそういう話では無い訳です。 サマロはカパッサに保護されて加入した経緯があり、 カパッサにとってサマロは我が子に近い感覚があります。 うちの娘に何したんですか!?みたいな状況なので気が気では無いのです。 ラックについてはよく知ってはいるので肉体的な暴行は無いと思っていますが よく知っているが故にデリカシーが微塵も無い発言をしまくる事はバレていて どれ程のデリカシーが無い発言をしたのか確認させろという事です。 そして事と次第によっては一発殴りたいし サマロと一緒に強硬的に出て行くとか そういう展開もあり得ます。 (今回の件はちゃんと把握すれば問題ないと分かるので良いのですが) 【ラック】───────────── 傷ついていたのか? ────────────────── ラックは人の感情に気づけないのを自覚しているので、確認しています。 仮に傷ついていたとしても特に謝ったりはしないと思うのですが。 カパッサもラックがそういう人物というのは分かっているので ここについては特に触れずにスルーしています。 全体的にカパッサのヤバムーブが印象深いですが、 ラックだから許されている部分がいくつかあります。つまり控えめです。 【カパッサ】─────────────bbs:300270:72 弓を掴まれた男は振り払う事はせず、 険しい表情のまま少女と目を合わせた。 庇っているだけだろう。 悪いが、ラックの口から聞くまでは信じられない。 ─────────────────── サマロの言葉を信じたいのは山々ですが、本当に彼女が傷ついていた時 相手を全く庇わず被害を訴えられるのかというと疑問なので 嘘をつかない(つけない)ラックの言葉を信用するという感じです。 弓は掴まれていますが、現時点で殴らせろという段階には至ってないので それについては特に問題なく受け入れて居ます。 【カパッサ】─────────────bbs:300270:74 答えを待つ男は、弓を掴まれた状態で相手をじっと注視する。 ─────────────────── ラックが思い出すのを待つ時は、何も言葉を発してはいけないというか 何か言うとそれにつられて思考が中断されるので 「検索押したけどリセットしてやり直し」みたいになってしまいます。 長い付き合いでその辺の事はよく分かっているので、黙って待っているんですね。 【カパッサ】─────────────bbs:300270:76 ……ッ!? シリー、ル……! 男は苦い表情で瞼を閉じ、膝から崩れ落ちた。 ─────────────────── ずっと黙っていたシリールがカパッサを魔法で眠らせます。 サマロもラックも状況を説明するのは得意では無いので この問答が延々と続くであろう事は予想できますし、 一触即発状態のこの場を無視する訳にもいかないので 面倒な役割を引き受ける事にしたという感じです。 正直なところ、チシミアかクラリエントが居れば シリールがこんな事をする必要は無かった訳ですが。 今回は損な役回りを引いてしまったようです。 こうしてやっと一件落着、となります。 |